野菜
たまねぎ(Onion) †
- ユリ科の多年草。ひげ根で浅根。栽培はプロでも難しい。
名称 | 種袋 | 発芽率 | タイプ | 貯蔵性 | 平均単重 | 止め肥 |
O・P黄 | 4mℓ(380粒) | 75% | 中生 | 12月末 | 320g | 3月下旬 |
O・K黄(定番) | 3mℓ(380粒) | 75% | 中生 | 12月末 | 290g | 3月上旬 |
O・L黄(参考) | 4mℓ(380粒) | 75% | 中生 | 11月末 | 300g | 3月上旬 |
- 短期貯蔵(切り玉)は疎植多肥、貯蔵用(吊り)には密植少肥栽培。
播種のイメージ †
- 直播き・条播き(すじまき)で育苗する。
- 好暗性。播種時期(当地では9月中旬?)が難しい。
- 早過ぎると、翌年はとう立ち(董立ち)・分球してしまう。
- 遅過ぎると、冬越しが難しい。
- 光に当てると発芽し難いらしい。発芽開始には7~10日間かかる。
天候にもよるが、発芽するまで水やり(朝または夕、日中は避ける)を続ける。
- 何が悪かったのだろうか、今回は発芽に成功したのだが、生育途中で消失してしまった。
発芽したからといって安心せず、水やりが必要らしい。
今年は、畑灌が故障して2ヶ月の断水だった。
- 近隣の農家が言うには、畝の高低差には注意すべきという。
充分に生育すれば別だが、低い場所は水はけが悪く、若苗が腐るらしい。
- 別の近隣の農家に聞くと、せっかく発芽したのに、台風で飛ばされたらしい。
今後は風対策が必要なのか。
- そんな場合は諦めるか、高価な苗を買うしかないだろう。
しかし、そんな年は店頭でも品薄で苗は売り切れて買えない。
仕方なく、10km離れた隣町で求めた。
- 購入苗では植付けて数日経つと、外葉が黄色く枯れる場合がある。
根が乾燥していたからか。
栽培のイメージ †
- 育苗は播種から55日、成長を確認して定植する。(当地では11月上~中旬か?)
散水し数本づつ堀り上げ、根は乾燥させず定植に移す。深植えしない。
活着するまで水やりするが、その後は水をやり過ぎない。
- 太すぎる苗は、「とう立ち」するか「分球」の恐れがあるらしい。
かといって、細すぎる苗は冬越しが難しい。
- 細過ぎる苗は2本をまとめて植えると、助け合って大きく育つ場合が有る。
取り敢えず、予定の本数を確保する。
- 定植は保温や雑草対策として、マルチングしても良い。
(イワタニ菜園たまねぎ用穴あき黒マルチ…シート幅135cm→5条)
露地栽培での冬越しは、積雪のタイミング次第で農家でも難しい。
- ねぎに比べ根量が少ないので、過乾燥には弱い。
暖冬だと、とう立ちし易い。とう(董)は早めに摘み取ってしまう。
- 連作(4~5回)が可能らしいが、ほどほど(2~3回)に。
施肥のイメージ †
- 4月を過ぎてから肥料を与えると、保存時に腐り易い。(止め肥)
収穫のイメージ †
- 葉が倒れ始めたら、必要に応じて一時収穫する。(切り玉・新たまねぎ)
- 殆んど(7~8割)が倒れ、または黄化したら保存のため一斉収穫とする。
葉や根は切り揃えず、そのまま残す。
収穫が遅れると、引き抜く時に葉が千切れてしまう。
- 畑で半日ぐらい乾かし、葉を15~20cm位に切り揃えてからネットに入れる。
日陰の風通しの良い所に吊るして保存する。
- 慣れない内は、董立ち(とう立ち)・分球で結果は散々。
自家消費では、質より量と諦める。
- 保存時に、腐り初め(触って柔らかく)を見つけたら、蔓延を防ぐため早めに捨てる。
関連ページ †
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